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CTR3現る!

さて今回はCTRのおハナシ。確かグランツーリスモなんかにも登場していたのではないかと思いますが、ポルシェのカッコをしたクルマを作っているルーフ(RUF)社の特別なモデルがCTRであります。

「CTR3」とか言う訳ですから、コレ想像の通りその3世代目のモデルのコトを指しているのですが、ソレが特別な訳なんかも踏まえて歴代モデルの歴史っぽいウンチクをば。

イエローバードの衝撃


F40、ポルシェ959っと言った名うての高性能スーパーカーが集った最高速テストの場にRUF社が持ち込んだのは、一見ナローボディのポルシェに近いおとなしい姿をした、しかしあまりにも特別なモデルであった・・・

F40、959を抑え、量産車最速!


CTRの名を広め、また今日、CTRの歴史を語る上で最も持ち出されるコトが多いであろう出来事が、87年にロード&トラック誌がVWのテストコースで行った最高速テストにおいて、約340キロ(339.6とか339.8とか339.9キロとか言われてるのでよくわからない)と言う量産車最速の記録を打ち立てたコトではないかと思う。また89年にイタリアのナルドで行われた最高速テストにおいては、ポルシェ959やフェラーリF40を退けて、また前述した自身の記録を塗り替える342キロを記録している。

イエローバード、その名の由来


特に87年の記録を作ったCTRのプロトタイプが纏っていたボディーカラーがイエローだったコトなどから、CTR(930ボディ)は「イエローバード」のニックネームがつく(コレに関しては開発段階から付けていたとも言われる)。

特別な中の特別


CTRが特別な存在と成り得たのはそのハイパフォーマンス以外にも理由がある。89年〜91年にかけて生産されたCTRの総生産台数がソレであり、プロトタイプを含めたその数はナンと30台(28台とも)。ソレだけでは無い。そもそも何故コンナにも生産台数が少ないのかと言う理由に、CTRがマイスターによるハンドメイドだったコトが挙げられ、従ってハンドメイドと言うコトで顧客のオーダーに細かく応じた結果、様々なタイプのCTRが誕生、存在している。

量産型CTRとプロトタイプ、そしてポルシェとの外観の違い


量産型CTR(930)の基本形とも言えるのは87年の記録を作ったイエローのプロトタイプであるが(コチラのサイトの写真がソレ)、このプロトタイプのリアフェンダー上に存在したNACAダクトに関しては、量産型となったモデルでは省かれている。最も多いコノ「基本形」に関して言うと、ベースとなるのはイワユル「ナローボディ(ターボボディに対する意味での)」であり、フロントはそのままに、リアフェンダーを若干拡大している他、サイドウインドウ上のレインレールの撤去、ターボモデルなのに「カレラウイング」、丸みを帯びたヘッドライトカバー等が外観上の特徴であり、またこれは空気抵抗の低減を狙って作られたスタイルと言われている。

CTRのボディバリエーション


基本形とあるからにはそれ以外がある訳だが、カタチの事で言えば、ターボボディ、フラットノーズモデルが存在するコトや、フロントバンパーのデザインが違うモノ(左右にフォグがあるモノと、フォグ無しでブレーキへのダクトがあるモノ)、リアフェンダーに964ターボSのようなダクトのあるモノ等が存在する。

CTRは中身も色々


外観以外にも違う仕様はあり、主だったトコロではフロントフード、フロントフェンダ、ドアのアルミ化(他、何処を軽量化したのか知らないが)等し、車重を1050キロとしたライトウェイトバージョンも存在する。その他にもミッションが5速のモノ、6速のモノが存在するのが主な違い。

歴史を作った心臓部


エンジンについては、3.4リッターツインターボとし、ポルシェと異なりインタークーラーはリアフェンダー内に左右ソレゾレを収めるレイアウトとなる(コレによってオイルタンクも移動していたり)。ソコから紡ぎ出される数値の方は、469馬力と56.4Kg/mなのだけども、コレは最低と言うおハナシ。どう言う事かと言えば、気温とか気圧に左右される出力な訳ですが、ルーフではソレをどんな条件でも最低コレだけは出ますよってな感じで公表しているのだとか。そんな訳で実際には510〜530馬力程出ているのではないかとのコト。

エンジン廻りのコトでは、ツインプラグはもとよりインジェクターもツインとなり、他にも通常あまりお目にかかれないインコネルが排気系(の1部だと思う)に使われているのは、年代を考えると凄いですねと思ったり。またエンジンルームで特徴的なエアクリボックスはボディーカラーを問わずイエローが多いが、レッドにペイントされている個体等もある模様。

CTR2は全てが1台きり


やっとのコトでココから2代目。ココではCTR2と書くが、正式には先代同様CTR。CTR2のベースモデルは964を飛ばして、空冷時代最後のモデルである993となる。登場は96年末辺りのコト。

CTR2の基本形?


基本形は幅のハナシをすれば先代同様でカレラボディとなる。尚先代と異なりコノ基本形のリアフェンダー幅は拡大されていない。幅に関して993ナローボディに準ずると書くと、先代モデルの方が特別だったような印象を持つかもしれないがさにあらず、そこには先代以上に手の込んだボディーワークが施されているのだけど、それについては後程。っと言う訳でCTR2も総生産台数30台のハンドメイドモデルなので多くのバリエーションが存在するのですが、その細かさは先代以上。なのでココではその種類から。

CTR2のボディバリエーション


まずボディ形状はカレラフェンダーのスタンダードモデル、ターボフェンダーのワイドモデル、ターボフェンダーを更に拡大したスポルト&レーシングの3種類。因みにスタンダードモデルはコンナ感じ

先代以上に手の込んだボディーワーク


特にスポルト&レーシングはヘッドライトの位置まで外に移動する等、単純にフェンダーを膨らませたのとは異なる手の込んだ手法を用いる。このスポルト&レーシングのフロント及びリアバンパに関して言うと、基本デザインはスタンダードモデルと同じだけど、ボディの幅に合わせる為の形状違いはアリ。各ボディの共通な部分では、リアフードにエアクリボックス及びインタークーラーへのエアダクトが備わるが、インタークーラー用のモノはリアウイング上に口があり、取り入れたエアは中空構造のウイング内を通りインタークーラーへ導かれた後にリアバンパサイドに設けられたアウトレットからインタークーラーを冷却したエアが排出されると言う凝った構造。そのような構造の為、リアフードはリアフェンダーの後端と一体化されている(フードの開口形状がポルシェと全く違う)。そのため部品のボルトオンまたは交換でポルシェをCTR2ルックにするコトは事実上出来ない(部品と手間と、エンジンの捕機レイアウトの変更が必要。部品売ってくれるのかはわからない)。その為、もし仮にノーマルの993をCTR2ルックにしようと考えても、それは先代CTR以上に困難な作業となる。

その他、ウィンドについてはリアをアクリルとするコトも出来、その場合ボディ形状に沿った(ガラス仕様はボディラインに対し凹んでいる)モノとして空力性能が向上する。外装のマテリアルに関して、ルーフ以外はカーボンテンコ盛りのようですが、アルミとするコトも出来る模様。

CTR2は駆動方式も多様


次に駆動系。駆動方式はRR及び4WDの選択が可能であるが、4WDについてはビスカスカップリングのモノ、またコレとは別に前後のトルク配分を(確か3段階の中で)任意に選択出来るタイプがある(もう1つあったかも? ですが不明)。トランスミッションは6MTとなるが、普通のマニュアルの他に、EKS仕様(2ペダルのセミオートマのような、でもシフトパターンはH)も選べる。

足回り、ホイール、ブレーキも様々


足回りに関しても、ショック&バネを筆頭に、アーム等のブッシュ仕様、ピロ仕様等も選択可能っぽい感じ。またブレーキはオプションでカーボンインダストリー社製のカーボンローターが選択出来る。ホイルについてはボディ形状等によっても異なるが、スタンダードモデル(上のリンク先のクルマが履いてるヤツ)に装着されているルーフデザインのモノは19インチのマグネシウム製となる。

CTR2の心臓部


エンジンは3.6リッターツインターボで、レイアウトは先代同様にインタークーラーを左右のリアフェンダ内に置いたモノ。出力等は520馬力と69.8Kg/m。他にカム、コンピュータ等に変更を加えた540馬力仕様も存在。

内装も特別


内装関係は、豪華仕様〜レーシングライクなモノまで何でも来いな感じながら、豪華仕様にもトリムに覆われたインテグレーテッドロールケージなるモノが装備され、オーダーによってコレに追加バーを加えて行く事が可能だった模様。

全てのCTR2が1台きりな訳


っと言った感じで何が何だかわからない位に細部までオーダー可なようです。最後にCTR2ならではの特徴を挙げると、1台1台にニックネームが与えらているのが先代とコトなるトコロ。幾つか挙げると、マックイーン、スノーフェリー、ブラックスタリオン、ホワイトペガサス、ブルーパンサー、シルバーフラッシュ、ニュルブルクリンク等があり、コレは車両のシリアルプレートにも記載される。っと言った訳でCTR2は1台として同じモノが存在しない、正に特別なモデルなのであります。

尚、このモデルの最高速は未公表となっている(ってか仕様が多いしね)。

そして誕生、CTR3!


や〜っと本題のCTR3に辿り着きました(^^;
さてさて、CTR、CTR2共に911をベースとしていた訳ですが、第3世代において、コレが大きく変わるようです。

そんな訳でとりあえずUSサイトに写真があるので見て下さい(ココ

えー、ご覧の通り911からケイマン(orボクスター)に、っと言いたいトコロですが、ソレももしかしたら正しくないみたい。っと言うのはシャシの一部は独自のフレームを持つらしいので、今までポルシェのモノコックを基本的には大規模な手直しをしないで使っていたコトを考えると、ベースをケイマンに変えたと言う以上の変化があるのかもな感じです(あくまでも、かも)。

スペック的には3.8リッターのツインターボで700馬力と約90kg/mに6速MTの組み合わせ。車重は約1400kgで、0-100キロが3.2秒、最高速375キロ! お値段はユーロ高な今ならカレラGT並かそれ以上!? ベースがケイマンならばある意味凄いです(^^; それでもカッチョいいから許しちゃうけど。

RUFと言えば、ステファン・ローザ


最後は名手ステファン・ローザ氏によるイエローバードのニュルアタックなゆーちゅうぶ。

外からの映像織り交ぜ編はココ
インカーオンリーはココ

尚映像は双方、8分半位あります。長ったらしい文章の後にコレを置いているのは嫌がらせの類では御座いません。断じて(笑)




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2007__04__13 .Fri
新型車・気になるクルマ
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