NBロドスタのエンジンを下ろしてみよう(β版)
07年の7月に行ったエンジン載せ換え作業について、実際に行った積み替え以外の作業内容も交えながらの作業記録的に書こうと思っていたのですが、あまり写真がなかったりと言ったコトや、またオイラ自身の備忘録も兼ね、ココではエンジン積み下ろしに関わる部分をメインに書き留めておこうと思います。(っとは言いつつ、既に2ヶ月以上経過していてヤバい(^^; )。
そんな訳で、以下作業部位・部品ごとに要点を書いておりますが、上記理由により抜け落ちている箇所などがあるかもしれません。なので写真の掲載と合わせ、本エントリは随時更新して行く予定と言う事で、まずはβ版にてアップさせて頂いておりますので、ご理解の程よろぴくであります。
尚、下記において示す左右は
エンジンルーム前方からエンジンを見た時の左右となっております(作業目線で示す為です。よって車両自体の左右と逆になりますのでご注意下さい)。また内容はNB8-Sr.1なロードスターに該当します。
作業前に
【対象部品等】
クランクプーリセンタのボルトを緩める・燃圧除去・オイル抜き取り
クランクプーリセンタのボルトを緩める
下ろすエンジンの当該部分を緩める必要がある場合に限りますが、エンジンが動く状態で緩めておくと楽であります。方法はボルトに工具をかけて、工具の反対は地面に当てれば準備OK。後はセルを一瞬回せばボルトが緩みます。注意点としてはエンジンの回転方向(時計回り)を考えて工具をかけるコト。かける方向が反対だとエンジンの回転と共に工具まで一緒に回り、何処かをぶっ叩いて壊れるかもしれません。
また、エンジン下ろした後でもクランクをロック出来るツールを使用したり、またはフライホイルを長めのパイプ等で固定することでも緩めるコトが出来ますので忘れても大丈夫です。ココでやることのメリットは「楽」っの一言に尽きます。
蛇足ながら記しておきますと、上記したクランキング方・フライホイルロック方共に、この部分を緩める方法としては好ましい方法ではなく、クランクのフロント側を固定するクランクロックツールを使用する方法が望ましいと思われます。理由としてはクランクの「ネジレ」です。
燃圧除去
フューエルラインを外す必要があり、フューエルラインに燃圧がかかったままだと外した際にガソリンが飛散したり、その後燃圧が落ちるまでガソリン垂れ流し、っと言った具合になりますので、事前に燃圧を除去しておくのが望ましいと思います。
方法としてはフューエルポンプを動かないようにした状態でエンジンを動かしてフューエルライン内の燃料を使い切るなど。フューエルポンプを動かさないようにする方法はフューエルポンプのコネクタを抜く(ソフトトップが収まるトコロの下にあるです)。もっと簡単な方法があるかもしれませんが、今回は調べておりませんのでご存知のカタがいらっしゃいましたら教えて頂けると嬉しいです。
尚今回はこの作業は行わずに作業。理由は忘れていたから(笑)
エンジン上側
【対象部品】
エンジンハーネス・タワーバー・プラグコード
エンジンハーネス
インマニとヘッドカバーの間辺りを通っているハーネス。
本ハーネスを外す箇所は、スロットル付近のアースポイントのボルト・スロットル前下方のコネクタ3個・カムカバー左前側のカムアングルセンサ・カムカバー右前方のO2センサへ行くコネクタ・エアフロ部・エアクリ付近にある吸気温センサ部・クランクプーリ右付近のクランクアングルセンサ・パワステとエアコンコンプレッサ部・インマニ4番付近にある可変吸気ソレノイド部・点火コイル部となります。
以上を外し、インマニ-ヘッドカバー間の固定ハーネス部、インマニ後方のハーネス固定部を外すとフリーになるのでエンジンより左側にずらしておく(ショック取り付け上部の方にずらす)。
※タワーバーについては割愛。
※プラグコードの取り外しは必須ではないが詳細についてはエンジン後方の点火コイルの取り外しに記述。
エンジン下側
【対象部品】
アンダーカバー
エンジン前側
【対象部品】
ラジエータ&電動ファン・フロントスタビライザ・エアコン&パワステベルト・インテークパイプ・各種ハーネス&コネクタ
ラジエータ&電動ファン
ラジエータコア本体は取り外し必須ではないが、電動ファンは取外した方がよさそう。NBではファン単体で外すよりも、ラジエータ&電動ファンセットのまま外す方が簡単なのでそのようにするコトにした。
LLCの抜き取りは、まずラジエータロアタンクのプラグを外し、続いてラジエータキャップを外す。その後すかさずラジエータキャップを外した口を手で塞ぐとリザーバタンクのLLCも同時に抜き取るコトが出来る。
ホースに関してはアッパはエンジン側を、ロアはラジエタ側を外す。ホースを外す際に張り付いて外し難い時はホースを引くだけでなく、掴んだ状態で上下左右に揺すりながらホースを押し込み方向に動かしたり、また回転方向に動かしてやると張り付きがとれて外し易いかと思う。
フロントスタビライザ
スタビライザについては外さなくても作業可能なようだが、エンジン本体を下ろす際にクランクプーリとのクリアランスが少なくなるようなので、作業性を考えて外すコトにした。その際、完全に外す必要はなくスタビライザを車体にマウントしている部分を外せば良い。
マウントを外すとスタビライザが下に落ち、エアコンコンデンサへ行くホース(の金属部)に当たるのでホース側の破損に注意。外したスタビは針金などで適当につっておくとよいかもれないが、今回は必要な時だけスタビブラケットを外し上記ホースの上においておいた(^^; 気に入らないカタはアーム側も外して下さい。
エアコン&パワステベルト
エアコンコンプレッサ及びパワステポンプをエンジン本体より外す必要があるので、駆動するベルトを外す。
※インテークパイプについては割愛。
※各種ハーネス&コネクタについては上記エンジン上側に記述した内容を参照のコト。
エンジン右側
【対象部品】
エキマニ・エキマニ遮熱版・ヒータホース(2本)・パワステポンプ・エアコンコンプレッサ・ラジエータロアホース・エアクリ・エアフロ
エキマニ・エキマニ遮熱版
エキマニに関してはノーマルを使用しているが、エキマニとフロントパイプを接合しているフランジ部がエンジンを吊り上げた際にボディに干渉しそうなので取外すコトにした。
特に注意する点はないと思うがあえて書いてみると、遮熱版を外す際にO2センサのハーネスを固定しているブラケットの取り外しを忘れないコト、エキマニのヘッド側フランジ部を緩める際の順序など。
ヒータホース(2本)
ヒータホースに関しては特にヘッド側の取り外しがやりにくいと思われるので、交換前提の場合はカットしてしまうと時間の節約。再使用する際はヒータコア側(バルクヘッド側)の配管が弱いので変形等させないように注意。
パワステポンプ
特に留意する点は無いが、ブラケットとポンプ本体が嵌りあっているような状態になっているコトがあるので固定するボルトを抜いても外れにくいかも。ポンプを軽く上下に揺すりながら、ポンプとブラケットの間に柄の長い物を挿入して力を加えるなりすると良いかもしれない。
取外せたらホースが曲がるなりに持ち上げて針金等で適当な場所に吊るしておく。
エアコンコンプレッサ
コンプレッサ側面のボルト4本を抜き取るが、部位によってボックス・メガネ等使い分ける必要あり(使用工具のメーカーにより異なる場合もある)。またコンプレッサについてはパワステポンプと違い、取り付けボルトを抜き取れば外れる。そのためボルトを緩める際コンプレッサ本体を手で下から支えてやらないとボルトを痛める恐れがあるので注意(思ったよりも細いボルトだし)。
コレも取外せたらホースが曲がるなりに持ち上げて針金等で適当な場所に吊るしておく。
ラジエータロアホース
特に問題無いと思われるが、丁度ホースの中間辺りにホースをボディへ固定している樹脂のブラケットがある。取外すにはロアホースとその上を通るホースの間にあるブラケットの口を止めている樹脂バンドを解く必要がある。この樹脂バンドはタイラップと違って緩めるコトが出来るのでカットしてしまわない方が吉。樹脂バンドが解けたらホースをくわえているブラケットの口を開けばホースは外れる。またバンドを無くさないように注意する。
※エアクリ・エアフロについては割愛。
エンジン左側
【対象部品】
スロットルワイヤ・フューエルホース(2本)・スタータ&オルタ配線・ノックセンサ&プレッシャスイッチ配線・マスタバックバキューム配管・他バキューム配管
スロットルワイヤ
スロットルワイヤは今回インマニに固定するブラケットごと取外した。同様の方法を取る際、ブラケット固定ボルト2本のうち上側はスパナ使用になるので、なめないよう作業に注意。
フューエルホース(2本)
インマニ脇にある車体側のラインと繋がっているゴムホースを切り離す(っと言ってもホントに切らないように(笑))。注意点としては2本あるので、後々ドチラがドコに繋がるのかわかるようにしておくコト。マジックのマーキングでは切り離し後に溢れたガソリン、または作業途中に使用するクリーナー等によって流されてしまう恐れがあるので、テーピングによってマークしておくと良いかも。
スタータ&オルタ配線
エンジンの上を通るハーネスの他、TM側から伸びるハーネスがあり、スタータ・オルタ・ノックセンサかプレッシャスイッチ(←どっちだか忘れた。片方はエンジンに付けたままで良いハーネスから繋がるので外す必要無し)があるのでコレを外す。
スタータはインマニ側から手を入れた際に手前にコネクタがあるので、まずコレを外す。続いてその奥に2本ボルトが立っているうち、上側のボルトに締め付けられているナットを外し、ハーネスを取外す。
オルタとセンサ(ノックセンサかプレッシャスイッチ。当該ハーネスをたどればわかる)は、各々コネクタ1つを外す(多分そうだったと思うけど、オルタは違ったかもしれないので、後ほど確認します)。
他、インマニ下に当該ハーネスを固定している部分が1箇所(←多分1箇所)あるので、ブラケットごと外すか、ブラケットに刺さる樹脂クリップを外してハーネスをフリーにし、更に後述するEG-TM締結ボルト共締めのハーネスブラケットが外れたら、ハーネスを邪魔にならない箇所に避けておく。
スタータ本体
TM側から刺さるボルト3本(1本はナットあり)を外して取外す。その際12.7sq(1/2)サイズの工具だとクラッチの油圧ライン辺りに干渉するコトがあるので、9.5sq(3/8)を準備しておくと良い(後述する部位でも同様の箇所あり)
ボルトが取れたらホイルハウスの、フロントメンバとモノコックの隙間から取り出すが、知恵の輪状態なので注意。イメージとしてはスタータが外れたらEGルーム内にて前後を逆転させ、その後にフロントメンバとモノコックの隙間を、スタータを回転させながら取り出す。その際メンバとモノコックの隙間、ブレーキ配管とのクリアランスは厳しいけども、オイラのクルマではスルッと抜けますので、無理やり引っこ抜く必要はありません(やりたくなりますが、知恵の輪しましょう)。因みに以前触ったNA6もコンナ感じでOKでした。
マスタバックバキューム配管
インマニ後部からブレーキマスタバックに伸びるゴムホースを取外す(インマニ側だけでOK)。
他バキューム配管
インマニ前側にある細いバキューム配管(ゴムホース)を外す。
エンジン後側
【対象部品】
点火コイル・フロントパイプ・メインパイプ・クラッチレリーズシリンダ・TM部ハーネスブラケット・(TM)
点火コイル
取り外しは必須ではないが、今回は取外した。TMを車体に残したままエンジンを下ろす関係上、EG-TM締結ボルトのうち、特にシリンダブロック上部の左右2本あるボルトへのアクセスがし難い。車体下からアクセスするには非常に長いエクステンションとユニバーサルジョイントを用いて、TM中間〜後端位の位置から工具をかけるコトになり、最初の一緩めがやりにくい。
その為、EGルーム側から当該ボルトを緩めるコトにし、作業をやり易くするために点火コイルを取外した。点火コイルは目視可能なコイル左右のボルトと、目視困難なコイル下にあるボルトの計3本を外して取外す。
フロントパイプ
エキマニとメインパイプ(触媒が付いているヤツ)の間のEG-TM締結ボルトと共締め固定されているパイプ。特に問題無い部分だけど、エキマニと繋がるフランジ部(三角でボルト3本)のナットを外す際、12.7sq(1/2)サイズの工具だと使用工具のメーカーによっては、工具が入らないので注意(場合によってはソケットをナットにかけてからエクステンションを挿す等すると可能な場合も)。ココも9.5sq(3/8)を準備しておくと良い。
メインパイプ
取り外し必須ではないが、EG-TM締結ボルトの一番上の部分を緩める際などに邪魔なので外すコトにした。尚NB1ではリアのロアアームバーを外さなくても取り外し可。困難なカタはロアアームバーを外して下さい。
クラッチレリーズシリンダ・TM部ハーネスブラケット
ココで差すTM部ハーネスブラケットはEG-TM締結ボルトに共締めされているモノではなく、クラッチレリーズシリンダ近くにあるモノ。この二つはEG-TM締結ボルトとスタータ取り付けボルトを緩める際、レリーズシリンダはもとより、クラッチの油圧ライン、ハーネスと工具が干渉する場合があるので外しておくと作業がしやすい。
(TM)
(TM)となっているが、TMは外す訳ではないのでカッコ付きなだけ。しかしEG-TM締結ボルトは当然外す必要あり。点火コイルの項にも記したが、上部2本のボルトへのアクセスはロングエクステンションとユニバーサルジョイントを組み合わせて、TMの中間〜後端まで工具を延長しないとアクセスし難く、その為初めに一緩めする際に作業し難いのでEGルーム側から作業するのも1つの手。その場合点火コイルを外しても工具の振り角度はあまり取れないので(工具にもよるけど)、初めに上から緩めて、後は下から作業すると言った具合に作業した。この辺りは各々やり易い方法で。
エンジン吊り上げ〜下ろし
今回はエンジンクレーンを使用し、車体はウマに載せたままEG本体を下ろすコトとした。周辺部品・ハーネスを取外し終えたら、エンジンマウントをフロントメンバに固定しているナットをホイルハウス側から外し、クレーンで吊り上げる。その際EGの上昇に伴ってTMも上昇するので、TMとボディセンタトンネルの干渉、TMに這わせてあるハーネスの挟み込みに注意。
エンジンマウントのボルト部分がメンバから離れるまでEG本体が上昇したら、TMの下にジャッキ等を入れて下から支える(エンジンを抜くとTMが落ちますので)。その後エンジンクレーンを若干手前に引き、その状態でエンジン本体を揺するとTMと離れる。エンジンにチェーン等をかける際に、純正のハンガにかけると車体の中心線に対して対角線上にかけるコトとなるが、エンジン側のハンガ2箇所を結ぶ線とクレーンのアームに角度がある際(真上から見て)に、エンジンとミッションが切り離された後にエンジンが回転方向に動くコトがあるので、ソレによる干渉等に注意する。その後は周囲とのクリアランスを確認しながらエンジンを吊り上げてEGルームから取り出す。
今後、写真の追加、文章の見直し等を行い、その際にはTOPページにてお知らせします。とりあえず忘れてしまいそうなので下書き的なモノですがアップしました(^^;
初めにも書きましたが、抜けてる項目等あるかもしれませんが、備忘録も兼ねておりますのでお許し下さいm(__)m
作業時の日記なエントリ
2007年6月30日-
物置をお片付け2007年7月4日--
作業決定に2007年7月6日--
作業スペースの準備2007年7月8日--
無事摘出2007年7月10日-
エンジンルームを掃除中2007年7月12日-
果てしなく続くお掃除2007年7月13日-
本日は日付変わるまで作業2007年7月14日-
予定通り(天気以外は)2007年7月15日-
ペースダウン2007年7月16日-
11日振り、では無い・・・2007年7月21日-
EGオイルを交換
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