彼の親友
撮り貯めていた彼の写真を整理していましたが、思いの他撮影枚数が少なかったコトに驚いています。フィルムカメラで撮影したモノは数えていませんが、デジカメによるモノは1000枚にも満たない数です。1000枚と言うと多い印象を持たれるカタもいらっしゃるかもしれませんが、ワタシの場合、似たようなカットで数枚撮るコトが多いので、全てを並べてみると本当に少ない印象なのです。
写真を整理してココに載せようかとかと思っていたのですが、選ぶために一枚一枚を見ていると、眺めながらその当時のコトや彼の癖のコトや、アレが好きだったなぁ〜、っと言った事ばかり思い返してしまい作業が進まず、結局時間をかけて全てを見るに留まってしまいました。そんな訳で本日は彼の友達との思い出のコトを綴ってみようかと思います。しばらく彼の話が続いてしまうかもしれませんがご容赦下さい。
それは彼が1歳の頃だったか、2歳の頃だったか思い出せませんが、既にその体は成長し成犬となったていた時期だったと思います。道を挟んだ並びに建つ、数件先の家にその友達はやって来ました。
初めて出会った時のその友達は、我が家の彼と同じか少し大きいかと言う位の体長でした。人間のコトが大好きだった彼は、また他の自分の仲間も大好きでしたから、同じ位の体格のやんちゃ盛りのその友達との遊びに夢中になりました。
そうして遊んでいた彼らですが、出会いから数ヶ月が経ち、フト気付いた時には幼い友人の体長は彼の数倍にもなっていたのです。彼の親友となったのは優しい顔立ちをしたシベリアンハスキーでした。
シベリアンハスキーの彼もまた、実に優しい心と、仲間への愛情を持っておりました。
お互い若い頃にはかなり激しく感じたその遊びも、時を追うごと、また「ハスキーの彼」が立派な体格に成長するごとに様子が変わっていきました。成犬となった「ハスキーの彼」は、小さな仲間への接し方を心得ており、特に小さな相手の体に彼が手をかける際の動きは、そっとしたともて柔らかなものであり、彼の優しさを感じさせるものでした。
両親が外出しているある日、穏やかな天気だったので彼を傍に置き車庫で作業をしていました。フト道の方に気配を感じたので振り返ってみると、ソコにはコチラの様子をうかがう「ハスキーの彼」の姿がありました。また逆に、ウチの彼が「ハスキーの彼」の家のお母さんに連れられて帰宅したコトもありました。
「ハスキーの彼」は若い頃は外に居ましたので、散歩に出た時にウチの彼は必ずソコに暫く立ち止まりました。お母さんと一緒なら必ず遊んでくれる「ハスキーの彼」も、そんな時には今は遊べない時だと心得ているかのように座ったままコチラに視線を向けるのみです。それでもそうした時間を暫く過ごすコトを欠かしませんでした。また彼は室内におりましたが、「ハスキーの彼」の声が聞こえると窓際でソチラを眺めておりました。
散歩に出た際に仲間に出会うコトは多く、そうした仲間と遊ぶコトも多くありました。しかし彼の体力に衰えが見え始めてからは、仲間に出会っても落ち着いた挨拶で終わるコトが多くなりました。
そんな彼も、「ハスキーの彼」に出会った時だけは時の流れを忘れ去ったかのように見受けられました・・・
大型犬の宿命でしょうか? 彼より若かったはずの友達にも旅立ちの時が訪れます。「ハスキーの彼」の声がしなくなってからも、窓際でソチラを見つめる彼の寂しげな姿がありました。しかしその後も彼には多くの出会いが待っていました。散歩で出会う仲間は実に様々で、またそんな彼らから元気を与えられたように思います(我々自身も)。
ウチの彼が目に留まると腰を落として待っていてくれるゴールデンレトリバー。また別の、
犬嫌いなその仲間はウチの彼とは仲良くしてくれたり、更に別の犬嫌いなその仲間はウチの彼もだめだったけど母には良くしてくれたり、また愛犬を亡くされた方に可愛がって頂くコトもありました。
先日、家族皆で彼をおくって来ました。
ご近所の友達が多いその場所で、今頃「ハスキーの彼」と再会しているかもしれません・・・
最近のエントリ